つづけている中でみえてくるものがこの醸造所にもいろいろあります。
自分達でできること。
アイデアや工夫でなんとかできるところ。
手や時間を惜しんではいけないこと。
お金を惜しんではいけないところ。
プロに頼った方がよいところ。
ほっといてもよいところ。
時間を置いたらなんとかなるところ。
バランス。
設備や機械についても然り。
すくない資金、最小限の設備投資と工夫ではじめた醸造所。続ける中で不具合が生じたり、求める性能が変わったり。その都度頭をひねり、できることはまず自分でやってみます。
だけど時折ぶつかる壁。製造・品質管理に直結する要の設備機械、特に電力を要するもの、スペアを持てないものはきちんと投資した方がよい。当然のことだけど、この醸造所で必要とする、身の丈にあったそれが何か経験の中でみえてきます。
おいしいものを生み出すために、よいものを大切に選びながら、長く使いたいものです。
機械は相棒。
(↑年に1回だけ使う麦の選別機、島で大麦栽培を続けていくためにどうしても必要になったもの)